「夏の終わりに、シンボルツリーの声を聴く」

今週に入り一気に寒くなった大阪・岸和田の「ニワイエ」モデルルーム。

秋はどこへ?と思いながら、植物たちのお世話をしていると。。。

玄関横に立つシンボルツリーの葉が、すこし黄色くところどころ茶色になっていました💦
夏の強い日差しと暑さを乗り越えてきた木が、まるで「ちょっと疲れたよ」とつぶやいているように見えます。

シンボルツリーのコナラ。全体的に黄色くなっています。

残暑の厳しい時期、人間だけでなく植物もまた「夏バテ」をします。
高温や強すぎる日差しで光合成の力が落ち、根からの水や養分の吸収もうまくいかなくなってしまいます。

葉が黄色くなるのはそのサイン。
私たちが夏に冷たい飲み物や休息を求めるように、植物も少し環境を調整してあげる必要があります。

ひどいところは、茶色がかっています。

葉が黄色くなるいくつかの原因

シンボルツリーのような庭木でも、鉢植えの植物でも、葉が黄色くなる原因はいくつかあります。
夏バテ・高温障害:暑さと強光で植物が弱ってしまう。
栄養不足や過多:窒素不足で黄変、肥料のやりすぎで根が傷むことも。
水分の問題:水不足も、水の与えすぎによる根腐れも黄色化の原因。
根詰まり:鉢の中で根が行き場を失い、吸収ができなくなる。
土壌の酸度:アルカリ性に偏ると栄養を取り込みにくくなる。

庭に立ちながら、木の状態を一枚一枚の葉に聞くように観察していると、「なるほど、こういうサインか」と少しずつ見えてきます。

今できるお手入れ

モデルルームのシンボルツリーは地植えなので場所を移すことはできません💦
そこでできる工夫を少しずつ試してみることにしました。

  1. 風通しを良くする剪定
     混み合った枝葉を整えることで、蒸れを防ぎ、病気の予防にもなります。
  2. 活力剤を与える
     弱った根をサポートするために、園芸店で手に入る活力剤を少し与えてみます。
  3. 水やりの調整
     表土が乾いたらたっぷりと。過湿にならないよう、手で土を触りながら加減します。
  4. 土壌の見直し
     もし酸度や養分に偏りがあるなら、堆肥や腐葉土を混ぜ込んで土を整えることも大切です。これはしばらく様子をみながら行っていきます。

残念ながら一度黄色くなった葉は元には戻りません。葉を枝元から切るのがいいそうですが、あと2か月くらいすると一気に落葉すると思うのでしばらくこのままでいてもらいます😢

暮らしの中で学ぶこと

庭の植物と向き合うと、
「人も植物も、暑さの中で無理をしすぎると体調を崩すんだな」と気づかされます。

葉が黄色くなることは決して“失敗”ではなく、植物が教えてくれる暮らしのサイン。
その声に耳を澄ませて少し手をかけるだけで、また新しい緑を見せてくれるのだと思います。

次の春の新緑を楽しみに、今はしっかりと労ってあげようと思います。

夏の終わり、残暑に負けそうになっているシンボルツリー。
いまは少し黄色い葉を揺らしていますが、
この先の秋風と手入れの積み重ねで、また元気な姿を取り戻してくれるはず。

暮らしの中で植物の声に気づき、向き合っていきます。
私もまだまだ勉強中ですので、詳しい方、ぜひいろいろアドバイスくださいね🌱

追肥の様子もまた続編でアップします🌱

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